eラーニングは意味ない?メリット・デメリットを徹底解説!
働き方改革が進むなか、リモートで学習である「eラーニング」の需要が高まっています。
しかし、「eラーニングは本当に効果が出る?」「デメリットはある?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
そこで今回は「eラーニング」の歴史や研修方法を紹介!
eラーニングのメリットやデメリット、サービスの選び方についても解説しているので、ぜひ正しい知識を身につけてください。
効率的な学習で、スキルアップや自社の生産性アップを目指していきましょう!
eラーニングとは
「eラーニング」とはパソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末を使って、インターネット上で行う学習です。
配信された動画を視聴して学習したり、オンラインで講義に参加したりなど、eラーニングの学習方法は多岐にわたります。
とくに近年、感染症対策や働き方改革の影響により、eラーニングの需要が高まってきました。
eラーニングの歴史
eラーニングが登場したのは、1990年代頃と言われています。
それまではオフラインでの対面研修が一般的でしたが、CD-ROMを受講者に配布し、コンピュータで学習を行う方法が普及し始めました。
2000年代になって一気にインターネットが普及すると、インターネット上で配信された教材を受講する方法が一般的に。
しかし、現代と違い、各家庭にインターネット環境があるのが一般的ではなかったため、大きく広がりを見せることはありませんでした。
2010年代になるとスマートフォンやタブレットが幅広く普及し、総務省が行った令和2年の調査では、世帯におけるスマートフォンの保有割合は8割を超えています。
そこで、時間や場所を問わず、自分のペースで学習できるeラーニングが大きく普及するようになったのです。
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現代のeラーニング
従来のeラーニングは、受講者が動画などを視聴し、自分のペースで学習を進めるのが一般的でした。
しかし、モチベーションや集中力の維持が難しく、学習の進捗に個人差が出てしまうことが問題視されていたのです。
そこで、近年では知識を学ぶ学習から受講者が体験する学習へと、eラーニングのトレンドが変化しつつあります。
体験型のeラーニングとして、次のようなものが挙げられるでしょう。
- VR技術を使った学習
- ロールプレイング型の学習
- アクティブラーニングを重視した学習
とくに注目したいのが、ロールプレイング型のeラーニング学習です。
たとえばクレームやミスなど、イレギュラーな事態のロールプレイングをeラーニングで学習することで、実際にトラブルが発生したときにスムーズに処理できるようになるでしょう。
また、eラーニングは知識を身につけるだけの座学という印象が強くありましたが、最近では受講者が能動的に学べるように設計された学習にシフトしつつあります。
アクティブラーニングの考え方が身につけば、問題を自分で解決したり、自主的に行動したりする力が高まるでしょう。
ロールプレイング型の学習について詳しく知りたい方は、「【徹底解説】ゲーミフィケーションを学習設計に取り入れる」をご覧ください。
eラーニングを用いた研修
eラーニングで社員研修を行う企業も増えています。
ではeラーニング研修はどんな目的で行われるのか、また研修には何が必要になるのかをチェックしていきましょう。
eラーニング研修の目的
企業が社員に対してeラーニング研修を開催する目的は、おもに次のとおりです。
- 社員のスキルアップのため
- 社員が業務に早く慣れるため
- 社員がいつでも研修を受けられるようにするため
- リモートワークに対応するため
- 感染症対策のため
- 全国の社員に対して研修を行うため
- 研修の回数を増やすため
- 新しい情報を社員に共有するため
eラーニングの研修は新入社員研修やスキルアップ研修など、さまざまな機会に行われています。
全国的に営業所や支社がある場合、場所や時間を問わずに参加できるeラーニング研修は、コストを大きく削減することにもつながるでしょう。
人気の無料eラーニング
eラーニング学習を提供しているサービスのなかには、無料で利用できるツールもあります。
無料のeラーニングツールのメリットは、手軽に導入できる点です。
eラーニングを導入するには手間もコストもかかるため、いざ導入してから「まったく効果が出なかった」となっては、大きな損失になるでしょう。
しかし、無料のツールなら試験的に導入したり、「自社に合っているツールなのか」を検討したりできるため、リスクが少ないのです。
ただし、無料のeラーニングツールは有料のものと比べて、「機能が少ない」「制限がある」などのデメリットもあるので、受講人数や目的などを明確にした上で、導入するツールを検討してみてください。
eラーニング研修に必要なものは?
eラーニング研修を実施するためには、次の3つが必要です。
- eラーニングシステムの用意
- eラーニング 管理体制の準備
- eラーニング 効果測定の実施
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
eラーニングシステムの用意
eラーニング学習をスタートさせるためには、学習管理システム(LMS)が必要です。
LMSに登録された教材をもとに、受講者は学習を行います。
教材は市販のものを活用したり、元々登録されているものを利用したりすることが可能。
オリジナル教材を用いて学習を行いたい場合、教材を作成する必要があります。
LMSについて詳しく知りたい方は、「LMSとは?機能やおすすめ活用シーン3つ・導入の流れを徹底解説」をご覧ください。
eラーニング 管理体制の準備
eラーニングを行うときは、管理体制であるハードウェアの準備をする必要があります。
ハードウェアの準備はおもに次の3つです。
- LMSを動作させるためのサーバー
- 教材や受講者情報などのデータを保管するサーバー
- eラーニング学習用端末
学習用の端末はパソコンやスマートフォン、タブレットなどが挙げられます。
受講者が保有している場合、会社側が準備する必要がないでしょう。
eラーニング 効果測定の実施
企業が社員向けにeラーニング研修を行うとき、必ず効果測定を行うようにしましょう。
学習管理システムのなかには、効果測定やフィードバックができるものもあります。
受講者のスキルやシステムの使いやすさを定期的にチェックし、費用対効果を見極めていきましょう。
効果測定の方法について、詳しく知りたい方は「正しい研修効果測定の方法とは?課題と活用するためのポイントも紹介」をご覧ください。
eラーニング研修は意味ないって本当?
eラーニング研修は交通費などのコストを削減できる反面、新たにかかるコストもあるため、「本当に費用対効果があるのか?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
ここからはeラーニングのメリットとデメリットを、受講者側と講師側に分けて解説するので、ぜひチェックしてみてください!
eラーニングのメリット
eラーニングは受講者側にも講師側にも大きなメリットがあります。
なかでも注目すべきメリットを紹介するので、参考にしてみてください。
受講者側のメリット3選
受講者側のメリットは次の3つです。
- 時間や場所を問わずに学習できる
- 復習できる
- 講師の質が一定
eラーニング最大のメリットは時間や場所を問わず、受講者のライフスタイルに合わせて学習できる点です。
集合研修に地方出身者が参加する場合、移動時間やコストがかかってしまいます。
しかしeラーニング研修なら、通勤時間など、すきま時間を利用して研修を受けることも可能なのです。
また、配信された動画は何度も見返せるので、復習が簡単にできるのも、eラーニング研修のメリット。
さらに、講師の質がいつも一定なので、常に質の高い学習を受けられます。
講師側のメリット3選
講師側のメリットは次の3つです。
- コスト削減につながる
- 会場設定や日程調整の手間がない
- 学習の状況をデータ化できる
集合研修は会場や教材を準備するのに大きなコストがかかりますが、eラーニング研修は大きな会場や紙の教材を作成する必要がありません。
それに伴って研修にかかる事務作業も減らせるので、人件費も削減できるでしょう。
また、eラーニング研修は受講者の学習状況をデータとして把握することができます。
収集したデータは研修のブラッシュアップや、受講者へのフィードバックに活用できるほか、効果測定も行いやすいでしょう。
eラーニングのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、「eラーニング研修とは?メリット・デメリットや研修実施ポイントも」をご覧ください。
eラーニングのデメリット
eラーニングはメリットが大きい学習法ですが、実はデメリットも存在します。
では、受講者側と講師側に分けて、どのようなデメリットがあるのかを見ていきましょう。
受講者側のデメリット2選
受講者側のデメリットは次の2つです。
- モチベーションや集中力を保つのが難しい
- インターネット環境が必要
eラーニングは学習を強制されないため、受講者が各自で学習のモチベーションを維持する必要があります。
モチベーションが維持できずに学習が進まないと、まわりと大きな差がついてしまう可能性もあるでしょう。
また、インターネット環境がないと学習を進めることができません。
一般的にWi-Fi環境が必須となるため、自宅でインターネットを利用できないと学習がなかなか進まないでしょう。
講師側のデメリット2選
講師側のデメリットは次の2つです。
- 実技研修には向いていない
- 教材を作成する手間がかかる
eラーニングは知識を身につけるための座学には向いていますが、実技研修には向いていません。
とくに製造業や接客業などの技術をeラーニングで身につけるのは難しいでしょう。
実技研修を行う場合は、eラーニングと集合研修を組み合わせたブレンデッドラーニングがおすすめです。
また、eラーニングを行うためには教材を作成する必要があります。
自社で作成する場合、学習環境を整えるまでに時間もコストもかかってしまうのがデメリットといえるでしょう。
eラーニングのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、「eラーニングのメリット&デメリット8選!eラーニングの目的とは?」をご覧ください。
eラーニングの徹底比較
eラーニングを導入する際に大切なのは、自社に合ったプラットフォームやサービスを選ぶことです。
また、予算に合ったものを選択するのも大切なポイント。
ここからは、eラーニングのプラットフォームやサービス選びのコツや、費用などをチェックしていきましょう。
eラーニングのプラットフォーム選びのヒント
企業がeラーニングのプラットフォームを選ぶときは、次の2点に注目してみてください。
- 現状を把握して目的を決める
- 社員にとって使いやすいものを選ぶ
eラーニングの効果を最大限に引き出すには、自社に合ったプラットフォームを選ぶ必要があります。
そのためにはまず、自社の現状を把握し、自社に必要なスキルや知識を明確にしましょう。
また学習のゴールを決めておくと、効果検証もしやすくなります。
そして何より忘れてはいけないのが、プラットフォームを活用するのは社員だということです。
ITリテラシーが低い社員でも、直感的に操作できるプラットフォームを選ぶことを心がけましょう。
eラーニングサービスの選び方
受講者がeラーニングサービスを選ぶときは、次の2点に注目してみてください。
- 学びたい教材があるか
- フィードバックがもらえるか
eラーニングの効果を最大限に得るためには、まず、自分が目的とする学習ができるかどうかを基準に選ぶのがおすすめです。
また、eラーニングはモチベーションの維持が難しいので、得意な部分や苦手な部分をデータ化し、最適な学習方法を提案してくれるなど、的確なフィードバックがもらえるサービスを選びましょう。
eラーニングの費用相場
eラーニングシステムは月額、または年額で料金設定されていることがほとんどです。
料金は利用できる機能の範囲や、利用人数によって大きく変わります。
利用者が100人までは月額3万〜6万円ほど、100人を超えると月額5万円以上かかるケースもあるので、費用対効果を見極めて導入しましょう。
また利用料金がリーズナブルでも、初期費用が高額になる場合もあるため、総合的に判断してみてください。
ラーニングプラットフォームの『UMU』は、クラス数無制限で月額1万円以下で利用できます。
eラーニング導入の初期費用を抑えたいなら、ぜひ検討してみてください!
eラーニングの学習効果
eラーニングの利用は年々拡大していると言われています。
というのも、コスト削減などの効果が出ているだけでなく、学習効果を実感している企業が多いのもeラーニングの普及が拡大した理由です。
とくに多店舗展開する企業や全国展開する企業にとって、eラーニングは費用対効果が大きいといえるでしょう。
eラーニングの効果的活用方法3選
学習効果の高さが特徴のeラーニングですが、さらに効果的に活用するために次の3つの方法を紹介します。
- 学習データを活用する
- ゲーミフィケーションを取り入れる
- 学習を自動化する
eラーニングをより効果的にするために忘れてはいけないのが、受講者の学習データの活用です。
学習データをもとに効果測定を行ったり、受講者のスキルを把握して適切な業務を任せたりすれば、会社の生産性アップに直結するでしょう。
また、ゲーミフィケーションを取り入れると、受講者のモチベーション維持につながるため、短期間でのスキルアップが実現します。
学習状況やテスト結果をもとにタスクを提案する機能があれば、受講者が自動的に学習に取り組めるので、管理の手間を大きく削減できるでしょう。
eラーニングはこんな企業におすすめ
eラーニングは導入するメリットが多い学習法ですが、自社にとって本当に必要なのかをきちんと判断する必要があります。
次の項目に当てはまる企業は、eラーニングを導入するメリットが大きいので、ぜひ検討してみてください。
- 効率的に社員のスキルアップを行いたい
- 研修にかかるコストを減らしたい
- 研修の回数が多い、または多く開催したい
- 社員の人数が多い
- 全国的に営業所や支社がある
- 教育人材の不足に悩んでいる
eラーニング導入の注意点
eラーニングを導入するときは、次の3つのポイントに注意しましょう。
- 中長期的な視点で導入を検討する
- さまざまなデバイスに対応しているか確認する
- 機能が適切か検討する
現在の状況に合わせてeラーニングを導入しても、目指す学習の変化や時代の変化により、システムがマッチしなくなる可能性があります。
そのため、eラーニングを導入するときは、短期的な視点ではなく、中長期的な視点で検討しましょう。
また、さまざまなデバイスで利用できるか、機能の種類が適切かどうかもしっかり見極めてください。
とくに機能が豊富すぎると、かえって使いにくく感じる可能性があるので、気をつけましょう。
eラーニング導入事例
ラーニングプラットフォーム『UMU』は数々の有名企業様が導入し、効果を実感しています。
今回は数ある事例のなかから、『UMU』を導入した企業様の事例を2つ紹介します。
株式会社マイナビ様
株式会社マイナビ様は、2021年4月入社予定者の内定者フォローからUMUを導入。
「双方向性」「動きのあるコンテンツ」「操作のシンプルさ」「作成のスムーズさ」が導入の決め手となったそうです。
マイナビ様は前年の新入社員向けアンケート内容を参考に、完全オンライン型の育成スキームを設計し、繰り返し学習を実現。
電話の受電対応テストでは、長く学習している人が高評価を取るなど、UMUを導入した繰り返し学習の効果を実感したそうです。
トランスコスモス株式会社様
トランスコスモス株式会社様は、UMUを導入し、内定者へのフォローをフルオンラインで実施しました。
また学習を行うと貯まる「UMUポイント」や、学習を進めるとレベルが上がる「レベル機能」など、受講者が積極的に学習に取り組めるよう、「ゲーミフィケーション」を導入。
受講者が切磋琢磨しながら学習に取り組むことができました。
UMUの導入によって、オンラインとオフラインのハイブリッド型が理想的であると、新たな気づきを得ることにつながったそうです。
eラーニング導入にはUMUの活用がおすすめ!
eラーニング導入を検討しているなら、最新のAI技術を活用したラーニングプラットフォーム『UMU』がおすすめです。
『UMU』はおもに次のような特徴があります。
- 低コストで導入できる
- ナレッジマネージメントが手軽にできる
- 社内独自のAIトレーニングツールを構築できる
- 学習データを細かく記録し、的確なフィードバックができる
『UMU』は科学の技術とテクノロジーを採用しているため、低コストで効果的な学習が実現します。
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