フレームワークは使い方次第!個人&経営に役立つフレームワーク7選

枠組み・構造という意味を持つ「フレームワーク」。

フレームワークを使うことで自分の考えを整理しやすくなるほか、生産性向上にも役立つので、注目されている方法です。

 

ビジネスのさまざまな場面で使われるフレームワークですが、実は使い方を間違えると成果が出ない可能性があるので注意が必要。

今回はフレームワークを効率的にビジネスに活かす方法を解説します。

 

個人や経営戦略など、使用するシーン別に最適なフレームワークを紹介しているので、ぜひ今日からでも役立ててみてください!

フレームワークとは?ビジネスで使われる理由

フレームワークは「枠組み・構造」という意味で、効率的な考えや発想ができるように利用されるツールです。

経営戦略やマーケティングはもちろん、商品企画やチーム作りなどビジネスのさまざまなシーンで採用されています。

 

ではフレームワークを使うとどんなメリットがあるのか、また、なぜビジネスで使われるのかを見ていきましょう。

 

フレームワークを使うメリット

フレームワークにはさまざまな種類がありますが、共通して言えることは状況や情報が整理しやすくなるという点です。

自分の主観ではなく客観的な判断が可能なので、ブレのない選択ができるでしょう。

 

また発想や思想がしやすくなるのもフレームワークの大きなメリットです。

 

フレームワークがビジネスで使われる理由

フレームワークがビジネスで使われる理由はおもに以下の3つです。

 

  • 時間が短縮できる
  • 仕事の効率化が目指せる
  • 生産性向上が目指せる

 

フレームワークは具体的なステップが決まっているため、短時間で合理的な判断ができるでしょう。

また自分が行っている業務について、フレームワークを用いて分析すればムダを排除して効率アップや生産性アップが目指せます。

個人で使えるフレームワーク4選!使い方も解説

1人1人の社員がフレームワークを使うことで、個人の生産性向上が見込めます。

また時間や行動のムダが減るため、スキルアップやキャリアアップにも役立つでしょう。

 

なかでも以下の4つのフレームワークは簡単に取り入れられるので、ぜひ実践してみてください。

 

  • PDCA
  • 5W1H
  • 2軸図
  • MECE(ミーシー)

 

では、それぞれのフレームワークについて詳しく解説していきます。

 

PDCA

「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」の4つのステップに分かれたフレームワークです。

「PDCAサイクルを回す」とも言われ、継続して行うことで効率化・生産性向上効果が期待できるでしょう。

 

【具体例】

  • Plan:より多くのアポを取るために新たな営業方法を考案
  • Do:一定期間、実際に行ってみる
  • Check:達成度や課題点、良かった点を分析
  • Action:結果を踏まえた施策を考案し、実行する

 

5W1H

「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(何故)」「How(どのように)」という要素を活用し、ターゲットを分析するために使われるフレームワークです。

 

マーケティングでは商品やサービスを買いたいのはどんな人かを分析し、ターゲットに絞ったアプローチをしていくことが重要。

たとえば営業に特化した教材を販売するときは、以下のようにフレームワークを使います。

 

【具体例】

 

Who 新人営業マン
What 営業のノウハウが詰まった教材
Why 仕事で業績を上げたい
How オンライン販売

 

2軸図

縦軸と横軸を描き、それぞれのカテゴリを設定して、商品やサービスなどがどのジャンルのどのあたりに位置するのかを分けるフレームワークです。

たとえば自社の商品の競合を分析するとしたら、縦軸を「低価格・高価格」、横軸を「若年層向け・高年層向け」に設定し、まず自社商品がどの位置に当てはまるのかを決めます。

 

その後、他社商品のカテゴライズを行うことで、自社商品と近い競合商品、または人気商品のカテゴリなどが分析できるでしょう。

 

MECE(ミーシー)

「Mutually(互いに)」「Exclusive(重複がなく)」「Collectively(全体的に)」「Exhaustive(漏れがない)」という4つの項目を使ったフレームワークです。

おもにリストアップする際のチェック項目として使われ、ムダを省いたり、抜けがないか確認したりするのに有効。

 

まず最初に達成したいこと、やるべきことを決めます。

次に目的のために必要な項目をリストアップしていきましょう。

 

そしてチェック段階で「MECE」を使い、重複しているものは削除し、足りないものは追加します。

このように「MECE」を使えば、本当に必要な項目に絞ったリストを作ることができるでしょう。

 

経営戦略・マーケティングに役立つフレームワーク3選

続いて経営戦略・マーケティングに役立つフレームワークを3つ紹介します。

 

  • 7Sフレームワーク
  • 4P分析
  • SWOT分析

 

ぜひ取り入れて、会社の業績、イメージアップを目指しましょう。

 

7Sフレームワーク

大手コンサルティング会社マッキンゼーで生まれたフレームワークが「マッキンゼーの7Sフレームワーク」です。

7つのSの頭文字を取っており、このフレームワークを活用すれば、マーケティングや経営にとって組織をどうしていくべきかという分析が可能。

 

以下の7つの項目に当てはめて組織を評価します。

 

  • 戦略(Strategy):組織が目標を達成するための戦略は何か?
  • ストラクチャー(Structure):組織の構造はどうなっているか?最適か
  • システム(Systems):必要なシステムは揃っているか?何が必要か
  • スタッフ(Staff):スタッフの性別や年齢、得意不得意は何か
  • スキル(Skills):チームの能力、個人のスキルは何か
  • スタイル(Style):評価制度や会社や組織の独自ルールはあるか
  • 共有された価値観(Shared Values):企業のビジョンやミッション、ブランディング

 

4P分析

「Product(製品・サービス)」「Price(価格)」「Place(立地・流通・販路)」「Promotion(販促・広告)」という人の手によってコントロールできる要因を用いたフレームワーク。

自社商品や他社商品をこの4つの要因に当てはめて、今後の販売戦略を考案するために使います。

 

使い方は以下を参考にしてみてください。

 

  • Product:ブランドイメージ、デザイン、カスタマーサポートなどのサービス、商品の種類
  • Price:低価格・高価格、値引きの有無、支払い方法
  • Place:販売場所、購入方法、在庫管理
  • Promotion:広報や宣伝などのプロモーション活動、販売促進方法

 

このように4P分析に当てはめることで、自社商品の販売までの流れ・戦略、他社商品の分析が可能です。

 

SWOT分析

SWOT分析は経営戦略を立てる際にもっとも有名なフレームワーク。

「会社の強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの要素で会社を分析し、今後の戦略を立てていきます。

 

使い方は以下を参考にしてみてください。

 

  • 強み:会社が選ばれる理由・評判、存続できている理由
  • 弱み:会社の業績を低下させている要因
  • 機会:今後、会社にとってプラスになる可能性がある人員や環境
  • 脅威:今後、会社にとってマイナスになる可能性がある人員や環境

 

SWOT分析をする際に重要なのが、経営陣のみで会社を判断しないことです。

研修やワークショップなどを開き、内部の意見と外部の意見を取り入れると、客観的な要素をもとに分析できるでしょう。

 

eラーニング×フレームワークで学びをより加速!

経営やマーケティングに役立つフレームワークを紹介してきましたが、フレームワークは使うポイントやタイミングが重要です。

いくら価値のある考え方でも、使い所を間違えてしまえば意味のないものになってしまいます。

 

とくに最近では感染症対策や働き方改革の影響で、eラーニングなどを使った社員教育を行う企業も増えてきました。

社員のリモート学習を適切にサポートするためには、eラーニングに最適なフレームワークを使うことです。

 

最新技術を採用したラーニングプラットフォーム『UMU』では、リモート学習をサポートするフレームワークに関するレポートを無料で配布しています。

ぜひダウンロードして、これからの時代の社員教育に活かしてください。

まとめ:フレームワークは正しい使い方で業務の効率を上げることができる!

フレームワークはあくまでツールの一つ。

使う場面を見極め、最適なフレームワークを使うことが大切です。

 

今回紹介したフレームワークだけでも個人向けや企業戦略向けなど、さまざまな種類があるので、その時々に最適なフレームワークを取り入れてみてください。

フレームワークを定期的に使えば、思考や考え、状況を適切に分析することができます。

 

ムダな時間やコストをなくし、生産性アップや効率化につなげていきましょう。

生産性向上のためにまず見直すべきところは「ワークフロー」とも言われています。

 

 

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