伸びる企業と伸びない企業の差はなに?伸びる企業の特徴9選

業績が上がらない、企業が成長しない、といった悩みを抱えていませんか?何をどう取り組めば良いのか分からないと、不安になりますよね。

 

そこで本記事では、伸びる企業に見られる特徴を紹介します。伸びる企業の特徴を押さえることで、自社の足りない部分が見えやすくなります。伸びる企業と衰退する企業には明らかな違いがあるので、参考にして損はないでしょう。

 

さらに、伸び悩む企業が実践すべき3つの対策も併せて紹介。業績が上がらない原因解明や今後の対策に役立ててください。

【管理職必見!】伸びる企業に見られる9つの特徴

伸びる企業には、下記9つの特徴が見られます。

  • 経営ビジョンがある|組織全体の力が一点に集中する
  • 離職率が低い|有能な経営資源を確保できている
  • 社員のモチベーションが高い|成果に見合った報酬が受け取れる
  • 企業の強みを把握している|競合他社と差別化できる
  • 積極的に営業している|取引先の新規開拓
  • 経営努力に努めている|企業の持続的成長が望める
  • 経営者に決断力・行動力がある|業績アップのチャンスを見逃さない
  • 家族経営ではない|新しい風を入れている
  • ワンマン経営になっていない|後継者が育っている

 

自社に足りないものは何か、伸び悩む原因解明に役立つでしょう。それぞれ詳しく解説します。

 

①経営ビジョンがある|組織全体の力が一点に集中する

伸びる企業は、明確な経営ビジョンが定まっています。経営ビジョンとは、企業が掲げる目標を達成するための方針や思考、行動基準を示したものです。業績や市場の変化により、その都度変えていく必要があります。

 

この経営ビジョンがない企業は、会社経営に一貫性がなく、社長と社員の方向性にズレが生じやすいです。結果的に事業は低迷し、経営困難に陥るでしょう。

 

確固たる経営ビジョンを掲げることにより、組織の力を分散せず、一点に集中させることができます。バラバラな組織よりもまとまりある組織のほうが、企業の成長スピードを速められます。

 

フレームワークを効率的にビジネスに活かす方法に興味のある方は、個人や経営戦略など使用するシーン別に最適なフレームワークを紹介しているので、フレームワークは使い方次第!個人&経営に役立つフレームワーク7選をぜひご覧ください。

 

②離職率が低い|有能な人材を確保できている

離職率が低い企業ほど、成長しやすいです。知識や経験を積んだ社員が揃っているので、高いパフォーマンスが期待できます

 

育てた社員が離職するのは、会社にとってマイナスな要素でしかありません。欠員を補充するための金銭的・時間的コストは大きく、新たに人材を確保できたとしても、育成するのに更なるコストがかかります。

 

企業は、社員こそが企業にとって最も重要な資源であることを理解し、離職率を下げる努力をしなければいけません。

 

③社員のモチベーションが高い|成果に見合った報酬が受け取れる

給与体系にメリハリのある企業は伸びやすいです。ここでいうメリハリとは、会社への貢献度によって報酬が決まること。つまり、頑張った分は評価され、それに見合った報酬を受け取れる、ということです。

 

成果に関わらず賃金を一律で上げられると、努力した社員ほど損した気分になります。「成果を上げても良いことがない」「頑張らなくてもいいんだ」とさえ、思うでしょう。モチベーションは下がり、次第に業績が悪化する恐れもあります。

 

社員のモチベーションを高めて維持するためには、頑張った分だけ評価することが重要です。しかし、「社員1人1人の生産性をアップしたい」とお悩みの方もいるでしょう。実は生産性向上のためにまず見直すべきところは「ワークフロー」なのです。ワークフローの見直しに興味のある方はUMUの記事生産性を上げる方法5選!フローの見直しや5S導入で生産性アップ!がおすすめです。

 

④企業の強みを把握している|競合他社と差別化できる

企業の強みを正しく把握できていなければ、成長するどころか衰退してしまう恐れがあります。強みを見誤ると、競合他社に太刀打ちできなり、同じ業界で生き残るのは難しくなるでしょう。

 

また企業の強みによっては、ターゲットとなる顧客ニーズも変わります。それによって、経営方針も大きく変わるので、元となる企業の強みを正確に把握できているかが鍵となります。

 

まずは、競合他社を比較対象として、徹底的な差別分析を行いましょう。他社にはない自社だけの強みを強化することで、更なる差別化が図れます。

 

⑤積極的に営業している|取引先の新規開拓

伸びる企業は、積極的に営業を行い、取引先の新規開拓に力を入れています。取引先が多いということは業績アップが望めることはもちろん、企業の安泰にもつながるのです。

 

中でも、他企業の下請け業務しか引き受けない企業は注意が必要です。下請けの仕事ばかりで親会社に依存してしまうと、親会社の経営が傾いたとき、自社もまた大きな影響を受けてしまいます。

 

例えば、ハウスメーカーを親会社に持つ工務店の場合、ハウスメーカーが倒産すれば一貫の終わりです。「倒産するわけがない」と高を括るのではなく、万が一に備え、自らも営業をかけることも必要となります。

 

一軒一軒まわって住宅に不具合はないか聞いたり、HPを作成してネットで新規顧客の獲得を目指したり、やり方はいろいろです。案件を待つだけでなく、自ら獲りにいくハングリー精神を持ちましょう。

 

⑥経営努力に努めている|企業の持続的成長が望める

伸びる企業は常に向上心を持ち、経営努力に努めています。たとえヒット商品が生まれても、そこで満足することはありません。もっと良いものを作ろうと、さらに上を目指そうとします。

 

また現状で満足しない姿勢は、企業の持続的成長も望めます。常に良いものを求めるので、競合他社との差別化を強化することができるのです。

 

さらに、経営努力に努めている企業の社員は、仕事への意欲が高い傾向が見られます。社員の意識が高い企業は、業績アップも見込めるでしょう。

 

⑦社長に決断力・行動力がある|業績アップのチャンスを見逃さない

トップである社長の実力もまた、企業の成長に大きく影響する部分です。社長には的確な決断力とスピーディーな行動力が求められます。世間は秒単位で動いているので、決断力や行動力が欠けていると、競合他社に後れを取ることとなります。

 

素晴らしいアイディアがあっても、社長の承認が得られなければ実現できません。業績アップできるチャンスを自ら手放しているのと同じです。

 

たとえ失敗したとしても、何もしないよりはずっと良いです。「次にどうすると良いのか」「どうすると失敗しなかったのか」など、失敗から学ぶこともあります。

 

⑧家族経営ではない|新しい風を入れている

家族経営の会社は、社長や専務、常務など役職がつく人間は身内であることがほとんどです。これでは、「どんなに頑張っても出世できない…」と社員が思うようになり、モチベーションを維持できなくなります

 

社員のモチベーションが下がれば、業績にも影響するので、経営破綻の可能性も否定できません。事実、家族経営をやめたことで、会社が大きく成長した企業もあります。トヨタ自動車も、そのうちの1つです。

 

家族経営をしている場合は、役員から同族を外すべきです。そして実績や人間性などから、正当な方法で役員を選出すれば、的確な経営方針を掲げることができるでしょう。

 

⑨ワンマン経営になっていない|後継者が育っている

社長のワンマン経営に対して、あまり良いイメージはないかもしれません。しかし、会社経営においては意思決定や判断が早く、状況に合わせてスピード感を持って対応できるといったメリットがあります。

 

その一方で、後継者が育たないというデメリットも。社長は独断で決めるので、他の役員や部下に意見を求めようとしません。すると、他の社員たちは、考えることすらしなくなるでしょう。

 

「どうせ意見を出しても却下されるだろう…」と、最初から諦める癖すらつく恐れもあります。これでは社員のモチベーションは下がり、会社全体の雰囲気も悪くなるでしょう。

 

社長は、社員の意見を聞いたり、意思を尊重したりすることで、社員のモチベーションを上げられます。後継者も育ちやすくなるので、今後の企業成長にもつながります

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伸びる企業へと方向転換できる?今すぐ実践すべき方法3選

ポイントを押さえて対策することで、伸びない企業から伸びる企業へと方向転換できます。方向転換を成功させるために取り入れるべき対策は、下記3つ。

  • 経営ビジョンの設定!組織づくりの土台を確保する
  • 離職を防ぐ!社員が安心して働ける環境を作る
  • 効果のある研修の実施!社員のスキルアップを図る

これらを実践することで、どのように変わることができるのか、1つずつ見ていきましょう。

 

経営ビジョンの設定!組織づくりの土台を確保する

企業の成長・発展において、経営ビジョンは欠かせません。組織を作るうえで土台となる部分なので、まずは経営ビジョンの設定が必須です。

 

経営ビジョンを作るときは「経営理念・数値目標・社員教育」の3つが必要不可欠です。

  • 会社の強みと顧客ターゲットを明確にする「経営理念」
  • 現状と目標のギャップを数字にすることで、目標達成の道筋を正確に捉えられる「数値目標」
  • 社員の能力を上げて組織力を向上する「社員協力」

 

どれも組織全体をまとめる上で、欠かせない要素です。この3つを念頭において経営ビジョンを設定できれば、組織力を高め、スピードを持って企業は成長できるでしょう。

 

離職を防ぐ!社員が安心して働ける環境を作る

会社にとって重要な資源である社員。社員がいなければ、経営はままなりません。まずは社員が安心して働ける環境を作り、離職を防ぐことがポイントです。具体的には、下記のような取り組みをすると良いです。

  • 社員が安心して働ける環境を作る(待遇や福利厚生の見直しなど)
  • 社員が成長する機会を作る
  • 成果に見合う報酬
  • 上司と部下との信頼関係構築

 

安心して働ける環境は、社員にとって居心地が良いだけでなく、仕事に集中できるので業績アップにもつながります。また離職を防ぐことができれば、優秀な人材を手放さずに済むので、企業は大きく成長できるでしょう。

 

部下育成を行う上で押さえておくべきポイントを押さえることで、効果的に部下の能力を引き出せます。部下育成で失敗するパターンやおすすめの研修も併せて知ることができるのでUMUの記事デキる部下を育成するポイント5選!育て方が上手い企業ほど成長するをご覧ください。

 

効果のある研修の実施!社員のスキルアップを図る

社員のスキルアップは、企業が成長するためには欠かせないポイントです。社員1人1人の能力が高ければ業績はアップしますし、後継者やリーダーが不足する心配もありません。業務の中に研修を取り入れて、社員のスキルアップを図りましょう。

 

具体的に、どのようなを取り入れるべきか悩む場合は、続いて紹介するUMUの「伸びる企業のポイント」を参考にしてみてください。効率よく学びの場を設けられるので、忙しい社員たちも、負担に感じることなくスキルアップを図れます。

 

どうせ実施するなら、効果のある研修を取り入れることが重要です。質が高く、社員たちにとって身になる研修を実施しましょう。働き方革命や新型コロナの影響で、テレワーク導入企業が急増しています。

 

ただ、テレワークに関して正しい知識を持っている企業は少ないといえます。テレワークの生産性を上げるコツを知りたい方は、生産性に関する公開データや、生産性が下がる原因など対策を実施する上で必要な情報をまとめていますので、テレワークで生産性が下がる?向上させる4つのコツと導入事例を紹介をぜひお読みください。

 

詳しく知りたい方は必見!UMUで「伸びる企業のポイント」が学べる

引用元:UMU公式HP

企業で計画される社内研修や講習会などの「フォーマルラーニング」。従来はフォーマルラーニングを実施すれば、社員のスキルは上がると考えられていました。しかし、近年の多様性や複雑性が進む中、フォーマルラーニングだけではほとんど学習効果がないことが分かったのです。

 

そこで注目されたのが「インフォーマルラーニング」です。分からないことや学びたいことがあれば、自らウェブ検索したり、自費で通信講座に申込んだり、自発的に学ぶ方法のことです。業務の一環として行われるフォーマルラーニングとは違い、意欲的に取り組むインフォーマルラーニングは、社員が成長しやすいといったメリットがあります。

 

UMUでは、そんなインフォーマルラーニングを自社の悩みや要望に合わせて、自由自在にデザインできます。社員の能力を上げて、業績アップにつなげたい方は「伸びる企業の3つのポイント」を参考にしてみてください。

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まとめ:今からでも遅くない!伸びる企業へと構成し直そう

伸びる企業には、伸びるなりの確固たる理由があります。今回紹介した伸びる企業の特徴はいずれも、納得できるものが多かったのではないでしょうか。伸び悩んでいる企業は、伸びる企業の特徴を参考にすることで、改善点が見えてくるはずです。

 

しかし、具体的に何から始めれば良いのか頭を抱える方も少なくないでしょう。業績アップを図りたいのであれば、社員の能力アップは必須です。

 

UMUではインフォーマルラーニングを取り入れて、自発的な学びを促し、効率の良い人材育成が可能になります。企業が計画するフォーマルラーニングよりも身になりやすいので、検討してみてはいかがですか?

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