人事面接で優秀な人材を見抜く3つのポイント!5つの質問例も紹介
人事面接は将来の自社を背負って立つ人材を選考する場なので、面接官として選考する側も事前に準備することが多くあります。
自社に合った優秀な人材を見極めるには、人事面接の目的や方向性を明確にした上で求職者に質問することが重要です。
この記事では人事面接の目的とは何なのかを説明し、優秀な人材を見抜く3つのポイント・具体的な5つの質問例を紹介します。記事を読めば人事面接で人材を見抜くポイントへの理解が深まるので、ぜひ参考にしてください。
人事面接とは?目的は自社に合う人材か質問で見抜く場
人事面接とは自社に合う優秀な人材を質問により見極める場です。
例えば、自社で必要なスキルや知識があるのか、職場の雰囲気に対応できる価値観があるかなどを質問によって判断します。
スキルや知識も大切ですが、早期離職などのリスクを防ぐためには価値観が合うのかも重要です。
また、求職者に対し企業の魅力づけをする目的もあります。
人事面接は求職者にとっても入社すべき会社なのかを見極める場です。
求職者は複数の企業に応募しているのが一般的なので、自社が求職者に合った企業と感じられるようにする目的もあります。
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自社に合う人材とは?質問で見抜く3つのポイント
人事面接で自社に合う人材か見極めるには、以下3つのポイントを意識しましょう。
- 欲しい人材の設定!自社に合う人物像を明確にする
- 場の雰囲気づくり!求職者の素を引き出す質問
- 回答をチェック!回答に対し質問を重ねる
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
欲しい人材の設定!自社に合う人物像を明確にする
人事面接で自社に合った人材を見抜くには、自社にとって優秀とはどのような人材なのかを明確にすることです。
人物像を設定せず一般的に優秀とされる人材を優先的に採用すると、自社と求職者の間にミスマッチが生じる可能性があります。
自社の職場環境や業務内容、配属される部署などさまざまな要素を考慮して自社に合う人物像を設定しましょう。
自社で活躍している社員を参考にしたり、それぞれの部署の責任者に聞き取りしたりなど自社にとって優秀な人物像を明確にします。
場の雰囲気づくり!求職者の素を引き出す質問
人事面接で優秀な人材を見抜くには、求職者の素の部分を引き出すことも重要です。
リラックスして回答できる雰囲気をつくり、本音を引き出しやすい環境づくりも意識しましょう。
求職者が人事面接で緊張するのは当然です。
緊張して話しづらいところに、面接官が高圧的だったり無愛想だったりしたら素直な回答を引き出せません。
緊張している求職者をリラックスさせて、自然体で回答できる環境をつくることが大切です。
例えば相槌を入れたり笑顔で対応したりするなど、求職者がリラックスできるような振る舞いも意識しましょう。
回答をチェック!回答に対し質問を重ねる
求職者の回答から人物像を見抜くには、回答に対し質問を重ねるのも効果的です。
求職者の考えや価値観などを、より深彫することができます。
ただ、回答に対し「それで?」「なんで?」などでは高圧的な印象を与えかねません。
求職者は話しづらくなり、正直な回答を得られなくなるでしょう。例えば「どうして、そう考えたのですか?」など、話題を広げられるように問いかけるのがポイントです。
求職者は事前に質問に対する回答を準備しています。
準備された回答だけでは人物像を見抜けません。質問を重ねて求職者の考えや価値観を引き出すことが重要です。
中途採用のリファレンスチェックについて、「リファレンスチェックの意味と採用に使える3つの質問・回答例を紹介」でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
自社に合う人材を見抜く5つの質問!具体的な例を紹介
人事面接で自社に合う人材を見抜くには、求職者の考えや価値観を引き出す質問を準備する必要があります。
ここでは、以下5つの具体的な質問例を紹介するので、参考にしてください。
- ①入社の意欲を見る質問:目的は会社との相性
- ②スキルを見る質問:目的は自社に合うスキルの確認
- ③コミュニケーション能力を見る質問:協調性を確認
- ④カルチャーマッチを見る質問:早期離職を防ぐ
- ⑤ストレスの耐性を見る質問:入社後の対処やサポート
①入社の意欲を見る質問:目的は会社との相性
人事面接で入社意欲を見る質問は、会社との相性を見るのが目的です。
入社意欲が高ければ仕事に対するモチベーションを保てるので、成長も早くなることが期待できます。また質問によって企業研究がどの程度できているかを知り、志望意欲を確認することも可能です。
【質問例】
- 当社で働きたいと感じたのはどうしてか、志望動機を教えてください
- 当社に興味をもったきっかけを教えてください
- 当社のイメージをお聞かせください
- 当社の企業理念について、どうお考えですか
- 当社の商品やサービスで特に気になるものはどれですか。また理由はありますか
- あなたの志望企業選びの軸を教えてください
- 当社で実現したいことは何ですか
②スキルを見る質問:目的は自社に合うスキルの確認
人事面接でスキルを見る質問は、自社に合うスキルがあるかを確認する目的です。
求職者のスキルを確認できれば、入社後の活躍を予測できます。自社ではどのようなスキルが必要なのか、明確に設定しておくことが重要です。
【質問例】
- 当社で活かせるスキルや知識があれば教えてください
- 当社では〇〇で英語での会話が伴いますが、日常的な会話はできますか
- 〇〇のスキルが役に立った具体的なエピソードはありますか
- あなたの〇〇スキルは入社後どのように活かせますか
- スキルを活かして当社で実現したいことは何ですか
③コミュニケーション能力を見る質問:協調性を確認
人事面接でコミュニケーション能力を見る質問は、協調性を確認する目的です。
職場では円滑なコミュニケーションで、自分の考えを理解してもらったり意思の疎通を行ったりする必要があります。
また人間関係を構築し職場に馴染み、社員同士のトラブルを防ぐためにも重要な項目です。
【質問例】
- 自己紹介をお願いします
- あなたの長所と、それに関連する具体的なエピソードを教えてください
- チームやグループで何かに取り組んだときのエピソードはありますか
- 職場で円滑なコミュニケーションを取るうえで大切なことは何だと考えますか
- 職場におけるチームワークとは、どのようなものだと考えますか
④カルチャーマッチを見る質問:早期離職を防ぐ
カルチャーマッチを見る質問は、早期離脱を防ぐ目的です。
企業にはそれぞれのカルチャーがあります。求職者が自社のカルチャーにマッチしていなければ、早期離職につながる可能性も少なくありません。
早期離職は社員教育や研修などのコストが無題になってしまうので、面接により見極める必要があります。
【質問例】
- あなたは、どのような環境の職場で働きたいですか
- 会社組織で働く上でもっとも重要だと考えるのは何ですか
- 当社には、どのようなイメージをもっていますか
⑤ストレスの耐性を見る質問:入社後の対処やサポート
ストレス耐性を見る質問はセルフマネジメント力を確認するだけでなく、入社後の対処やサポート方法を探る目的もあります。人それぞれストレスを感じるのは、人間関係や仕事内容などさまざまです。
ストレスを自分で解消できる人ならいいですが、すべての人間が自分で解決できるものではありません。
どのような要因でストレスを感じるかを把握しておけば、入社後の対応やサポートの参考にできます。
【質問例】
- あなたがストレスを感じるのは、どのようなことですか
- ストレスを発散する方法はありますか。あれば方法を教えてください
- 人生で挫折を経験したことはありますか。どうやって立ち直ったのかも教えてください
人事面接のコツ!面接官に向いている人材とは
人事面接のコツは以下の2点です。
- 求職者の考えや価値観を引き出して自社に合った人材かを見極めること
- 企業の魅力づけをして求職者の入社意欲を高めること
面接官で特に重要なのは、自社に合った人材かを見極める能力です。
優秀な人材を見極める質問や方法などは多くありますが、自社に合った成長が見込める人材を見極めるのは簡単ではありません。
自社に合った人材を見極めるには、出世や昇進する社員の特徴を把握することが重要です。
入社後の1on1の方法について詳しく知りたい方は、「「1on1ミーティング」とは?個人と組織の力を高める4ステップ!」をご覧ください。
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人事面接における面接官の役割を理解していても、具体的にどう面接官を育てればいいのかわからないという企業も多いでしょう。
UMUでは、人事担当者が「自社に合った人材化かを見極める」ことに役立つ資料を用意しています。
【資料のおもな内容】
- 出世や昇進しる社員の共通点と、その内容
- 社員の人事評価に考慮すべき項目と理由
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まとめ:人事面接で優秀人材を見抜くための準備を!
人事面接の目的を説明し、自社に合った人材を見抜くポイントや具体的な質問例を中心に解説しました。
人事面接の目的は、求職者の考えや価値観を引き出し自社に合った人材かを見極めることです。
また企業の魅力づけをして、入社意欲を高めることも目的になります。ただ、目的を理解していても他人の考えや価値観を引き出すことは簡単ではありません。
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