教育とトレーニングを強化する2つの「リーダーシップ」とは?
本日はグローバルチームのブログから、教育とトレーニング強化についての記事をご紹介させていただきます。(参照:https://blog.umu.cn/2021/02/08/Untitled/)
UMUにとって、AIはテクノロジー(技術的)・リーダーシップであり、学習の科学はソート(思考)・リーダーシップです。これらの二つのリーダーシップを同時に備えてこそ、UMUは世界にいくことができる。—— Dongshuo Li (2020、Hillhouse Capital Htalks)
Dongshuo LiはUMUを設立する前の2014年に、世界の教育トレーニング業界では新しいコース数が減少し、オフラインの対面セッションが短縮され、従来の教室にインターネットが導入されるなど、配信方法が大きく変化していることに気づきました。
携帯電話を教室に持ち込まないように注意していたところから、学生に携帯電話を持って授業に来るように促すようになり、業界全体が大きく変わりました。これらの洞察に基づいて、Dongshuo Liはインターネットテクノロジーによって、学習開発は元の価値に戻っていくだろうと考えています。
同時に、全ての企業が共通の課題に直面しています。
「組織内学習を効果的に実行するにはどうすれば良いのか?」
長い間、UMU創始者のDongshuo Liはソートリーダーシップと技術的リーダーシップの両方の観点から答えを出そうとしています。
1.ソート・リーダーシップ
効果的な学習
学習効果は、「認知、理解、記憶、業務適応」の四つの段階に分けることができます。Dongshuo Liは効果的な学習とは「学んだことを適用できる」能力であると考えています。
認知:知っているかどうか
理解:自分自身のことばで表現できるかどうか
記憶:確かな記憶として定着しているかどうか脳への定着
業務適応:実際の業務シーンで使えるかどうか、脳と筋肉への定着
最後の段階である「業務適応」は、学んだことが実際の業務シーンに適用されるかどうか、そしてそれがパフォーマンス、能力、および筋肉の記憶に変換され、必要な時に自信を持って、正確に表現できるかどうかです。
学習の科学
学習の科学は、学習行動がどのように起こるのか、どのような学習行動が真に効果的なのかを研究するために発展してきた実証科学です。
インターネットの急速な発展は、学習領域に浸透しており、携帯電話やタブレットの日常的な使用は、学びに新たな学習シナリオをもたらしました。新しい学習シナリオをどのように利用するか、そして新しい学習技術が効果的であるかどうかは、学習の科学で注目されているカテゴリです。
Dongshuo Liは、教育と学習の過程の中で、学んだことを適用するには、「教え、学び、実践し、そして使う」が必要であると指摘しました。「教えることと実践すること」のバリューチェーンでは、企業学習の実践シーンは常にかけていて不十分です。練習が足りない場合、持続的に取り組むべきだと分かりますが、できない状況にあります。
一対多の教育は、スピーチやライブ配信を通じて簡単に実現できます。しかし、練習の一環として、一対一の個別指導のフィードバックが必要な場合、トレーナーやコーチが足りないか、或いは効果的に個別指導と即時フィードバックを行うために高いコストを支払う必要があります。
Dongshuo Liは学習の科学の研究と応用、および伝統的な教育と企業研修のニーズに対する自身の洞察を結び付けて効果的な学習の四つの重要な要素を抽出しました。
・上質なコンテンツと講義:
対面講義でも、オンライン講義でも、講義とコンテンツの質が高くなければいけません。
・意図的な練習:
教えることは講師の能力です。どのように講師の能力を学習者に移すことができるでしょうか?意図的に繰り返し練習をすることで、、筋肉に記憶させ、学習者に能力を与えます。
・適切なフィードバック:
練習方法が必ずしも正しいとは限りません。たくさん練習すると同時に、その練習の方法が正しいかどうか教えてくれる人が必要です。そのため、指導と適切なフィードバックが必要です。中でもリアルタイムでのフィードバックが非常に重要です。
ビデオの視聴は、リアルタイムのフィードバックと練習がないため、受動的な学習となります練習後、リアルタイム、かつ質の高いフィードバックで、授業が有効かどうかが決まります。
・業務シナリオで評価する:
教えて練習した後、最も重要なのは業務シナリオで学習者に評価を与えることです。対応する業務シナリオで学習者を評価することで、教育の目的を達成します。これは学習の科学におけるmirror the jobと呼ばれていますが、スキルや方法を実際の作業シーンに応用できるかどうかということを指します。該当する作業シーンで評価できれば、学習性はうまく実行できる可能性が高くなります。
2.テクノロジー・リーダーシップ—AI
Dongshuo LiとUMU創業チームの努力により、UMUはAIを通じてすべての教育要素を製品化し、モジュール化しました。教えるテーマに応じて、そのテーマに合った最適な学習経路を形成し、学習者が学んだことを応用できるように、さまざまな学習プログラムが設計されています。
Dongshuo Liは2020年にHillhouse Technology Leaders Summitのステージで、UMU AIは学習者にリアルタイムフィードバックと構造化されたコーチングを提供することができると紹介しました。
UMU AIは、プレゼンテーションを6つの要素でフィードバックします。
①学習者がカメラに顔を向けると、AIは顔を認識します。
視線が流れれば、AIはそれを捕らえます。学習者が他の場所を見ていないかどうかを確認し、毅然とした自信に満ちた表情を見せられるようにする必要があります。
②AIは学習者の表情を捉えて、スマイルカーブを自動的に合わせ、訓練生が親しみやすいかどうかを測定します。
③学習者の音声は99.6%認識できます。これは講師や企業の研修担当者がキーワードを事前に入力し、音声を通じて文字に変換し、彼らが期待するキーワードの割合との重なりを認識しながら、同時に従業員が常にどんな話し方でどんな語彙を使用しているかどうかを確認し、修正をします。
④AIはジェスチャーとボディーランゲージを認識し、学習者の感性を測定します。
⑤AIは学習生の声の明瞭さと、言語の流暢さを測定します。
⑥キーメッセージが一致しているかどうか確認します(Allign key message)。 研修生の語りの内容が、我々が期待するコアポイントと一致しているかどうかを測定する方法です。
UMUの動画提出、AIフィードバック、プロセスフィードバックという一連の機能は、学習者が本当に「知っているからできるまで」をサポートするものです。この過程は学習の科学に大きく依存し、技術学習にも依存します。UMUは効果的な学習と練習のために設計され、AIに基づくUMUビデオ録画とフィードバックを使って、実際の効果が見られる学習項目の設計と実施を支援します。
3.学習の科学とAIが組織を発展させ、個人を成長させる
Dongshuo Liは、組織開発においては、教えたり学んだりするだけでは十分ではなく、企業のトレーニングをパフォーマンスに変換し、組織の生産性を高めるような形で提示する必要があると考えています。真の企業内研修とは、研修自体が実際の組織能力に変化しているかどうかを重視するものです。
「教える」だけであれば、企業研修のKPIは「組織の一員として、一年間に何分間勉強したか」ということになります。「一年中勉強していて、一年間仕事がない」、「一分も勉強していない」などは企業の目的ではありません。学ぶことにどれだけの時間を費やしても、学ぶことは手段であり、使うことが目的であるからです。大切なのことは、その学びを適用すること。学習完了率にしても、学習時間にしても、従来の「教えること」と「学ぶこと」だけに注目すると、この2つの指標だけでは、研修にかけたお金が組織の発展につながることを証明できません。
Dongshuo Liは、企業研修を制約する3つの重要な要因があると考えています。
第一の要素は学習効果です。企業はいくらのコストをかけて、どのような形式を使用しているのでしょうか。(オンラインやオフライン、体験型、没入型、コミュニティ型・・・)
企業は何よりも学習効果を求めており、手段が目的を上回ってはいけません。
第二の要素は組織内での学習コストです。コストを考えずに企業が研修を行い、社員が学習を行うことは不可能です。
第三の要因は講師の生産能力のボトルネックです。社内での共有、マネージャーの共有、専門家を雇っての共有など、これらのトレーナーの時間帯は決まっており、限られた時間でより多くの人にサービスを提供する方法がありません。単純に場所が広がれば、教えることから学ぶこと、そして使うことまでのプロセスに対応できません。 従来の教室での教育方法では、最大容量のボトルネックがあります。
Dongshuo Liは自らが育てたUMUは学習の科学とテクノロジーを用いて、教育トレーニング業界のこの三つのボトルネックを解決することに注力います。UMUは、「教え、実践し、適用する」指向の効果学習によって企業の組織開発を実現することができます。 UMUを通じて、個人は学んだことを応用し、パフォーマンスを向上させ、自己実現を図ることができます。
UMUビジョンのように、人と知識をつなぐことで知識の流れを加速し、誰もが学びを平等に共有し、享受できるようにします。
“UMUのこれまでの成果と今後の長期的な発展は、常にUMUの最も重要な資産でもある多くの優れたユーザーの支持と評価なしには達成できません。 今後もUMUは、製品サービスの最適化、ユーザーエクスペリエンスの向上を図り、テクノロジーの力でユーザーに長期的な価値を提供していきます。”——Dongshuo Li
複数の学びをブレンドして新しい学びを構築する『ブレンディッド・ラーニング』を実現するためのテクノロジーを備えたプラットフォーム「UMU」。
ユームテクノロジージャパンとしては、企業内研修でのUMU活用にあたって、ブレンディッド・ラーニングの考え方を普及させる必要があると考え、2021/3/25に書籍を出版致しました!
▼高い学習効果を発揮する手法を知りたい方は是非あわせてご覧くださいませ。
http://umujapan.co.jp.bkhosting.work/column/book-blended-learning/
私達UMUは、企業様向けに研修のオンライン化やリモート学習の無料相談会を毎日実施しております。
また、常に最先端のテクノロジーと学習情報をアップデートしておりますので、お困りごとや、追加で必要な情報のご要望などございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
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AIデジタル学習プラットフォーム「UMU」の特徴や実績、UMUで実現できることがわかる資料です。UMUが提唱する、 成果を生み出す新しい学習スタイル「ブレンディッド・ラーニング」「パフォーマンス・ラーニング」、を理解でき、企業様の事例やユーザーのレビューもご覧いただけます。