研修スケジュールのテンプレート3選!新人研修にも使える作成手順
研修を効果的に行うためには、研修スケジュールの組み方が大切です。
そもそも研修とは?と悩む研修担当者や人事担当者の方は、研修プログラム作成のフローや、プログラムの具体例などを解説しているので、UMUの記事『研修プログラムの作り方を徹底解説!必要な4つのフローを説明』をご覧ください。
実施する研修の内容に合わせて、詳細やタイムテーブルなどの情報を適切なフォーマットに落とし込む必要がありますが、研修スケジュール作成に慣れていないなど、作成段階で悩む担当者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、研修スケジュールのテンプレートとともに、研修のスケジュールを作る手順や研修カリキュラム例などを解説します。
最後まで読めば、新人社員研修のスケジュールを立てる上で知っておきたいポイントがわかるので、ぜひ参考にしてください。
新人社員研修にも使える!研修スケジュールのテンプレート3選
研修スケジュールのテンプレートを3つ紹介します。
- 研修スケジュールの雛形【エクセル】
- 研修タイムスケジュールのテンプレート
- OJT計画表【エクセル】
エクセルやワードなどを使った雛形は、新人研修などさまざまな研修用に編集可能ですので、ぜひ参考にしてください。
研修スケジュールの雛形【エクセル】
エクセルやGoogleスプレッドシートを使う研修スケジュールの雛形で、ガントチャートと呼ばれるフォーマットを応用しています。
項目を編集するだけで多くの研修に応用でき、研修計画表を作る工程の時短にも有効です。
研修スケジュール(A4縦)表の項目
- 日付
- 開始時刻
- 終了時刻
- 研修内容
- 資料や準備品
- 場所
- 備考
A4の用紙を横にして、研修内容を午前・午後に分ける、研修内容の詳細を記載する、などの使い方も可能です。
最もシンプルで基本的なスケジュールのフォーマットです。
研修タイムスケジュールのテンプレート
研修のタイムスケジュール表のテンプレートです。
研修内容を細かく記載でき、1日の動きや学習がイメージしやすいというメリットもあります。
研修タイムスケジュール表(A4縦)
- 研修実施日時(年月日)
- 時間
- 研修内容
- コメント
- 備考
A4縦は、勤務時間を1時間ごとに区切って研修内容を記入すると便利です。
たとえば、時間を空欄にして、その都度記入する様式にするとテンプレートの用途が広がります。
また、コメントや備考欄は上司からのフィードバック欄などに使用し、研修内容欄の横に持ち物や準備品などを加えるなど、必要に応じて工夫して使うと良いでしょう。
OJT計画表【エクセル】
新人研修の一環であるOJT(On the Job Traininng)の研修は、短期間で集中的に行われる場合が多いです。
OJT向けの研修スケジュール表では、以下の項目が一般的です。
OJT計画表エクセル(A4横)の項目例
- 日付
- 研修目的
- 時間
- 教育担当者
- 30分ごとの実施内容
OJTを効果的に活用するためには、研修目的と進捗確認が重要なポイントです。
目的を明確に設定することによって、受講する側の積極性が生まれます。
また、達成度と進捗を振り返るために、受講者の感想と教育担当者の所感を書き込む用紙を、スケジュールとセットで用意すると良いでしょう。
教育担当者は「社員教育をどのタイミングで行うべきなのか、どんな目的で行うのか」をきちんと把握しておくのが大切です。
UMUの記事『社員教育にベストな方法とは?計画から実施までの5ステップ』では社員教育の計画から実施までをわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にして充実した内容の教育を行いましょう。
また、企業研修についてもっと詳しく知りたいという方は、以下のUMUの資料がおすすめです。企業研修ついて詳細を学び、実践として知識を使えるので「企業研修がわかる!お役立ち資料3 点セット」をダウンロードしてみましょう!
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研修スケジュール作りの手順3つ
研修スケジュールを作成するフローには、いくつかのステップがあります。
ここでは、研修スケジュール作りの手順を3つに分けて解説します。
- 1.研修の予算を立てる
- 2.研修カリキュラムを決定する
- 3.参加者の予定に合わせて研修スケジュールを決める
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1.研修の予算を立てる
まずは、研修の予算を決定します。
予算が決まらないまま研修スケジュールを作ろうとしても、中身の構築や必要な研修時間が減ってしまう可能性があります。
どのくらい予算が使えるによって、研修の内容や日数が異なるため、最初に確認することが重要です。
研修費用の多くは、研修の実施場所や外部委託の有無などによって左右されます。
研修会場として外部の施設を借りる場合や、外部の研修会社や講師に依頼すると別途費用は発生しますが、自社での研修準備にかかるリソースを節約できる点はメリットです。
社員育成に活用できる助成金制度も用意されているので、利用できるものがあるか見てみましょう。
2. 研修カリキュラムを決定する
予算が確定したら、研修カリキュラムを決定します。
受講対象者に習得してもらいたいスキルや知識は何かを明確にすることで、研修内容は自動的に絞られるでしょう。
カリキュラムを決めるために、次のような方法があります。
- リーダー層やマネージャーにヒアリングを行う
- 現場社員に聞き込みを行う
- 新入社員や内定者からアンケートをとる
以上のようなヒアリングを元に、研修の目的や目標を決めましょう。
目的と目標をスキルや知識のレベルまで落とし込み、必要な内容を研修に盛り込みます。
研修カリキュラムに関して、さらに詳しく知りたい方は、UMUの資料『新人研修のカリキュラムはどう作る?成功させる3つのポイント』で、カリキュラムを簡単に作成するコツを解説しているので参考にしてください。
3. 参加者の予定に合わせて研修スケジュールを決める
研修の実施内容が決まったら、実際の研修スケジュールに落とし込みます。
その際の注意点としては、講師と参加者全員の予定を加味し、外部の会場を借りる場合には、利用可能な日程の中で、研修スケジュールを決めなければいけません。
また、スケジュールを作成した後は、他の研修と日程が重複していないかチェックを行い、参加対象者全員が全日程に無理なく出席できるかどうかも確認しましょう。
当日、想定した日程で参加できない人のために、オンラインでの受講や動画学習ができるよう準備するとベストです。
研修スケジュール作成4つのポイント
研修スケジュール作成におけるポイントは、次の4点です。
- 1.研修内容を1日に無理やり詰め込まない
- 2.自社や業界知識のインプットを優先する
- 3.フィードバックの時間を設ける
- 4.研修計画表のフォーマットを活用する
各点を押さえて研修スケジュールを組み立てていきましょう。
1. 研修内容を1日に無理やり詰め込まない
研修では、1日の内容を多くしすぎないことが大切です。
習得させたい知識やスキルが多い場合は、1日に詰め込まずに複数回に分けるようにしましょう。
また、1日中座った状態で話を聞くだけでは集中力が落ちやすく、モチベーションの低下にもつながるため、学習内容の定着のためにはアウトプットも重要です。
情報量を適度に抑えて、ワークやロールプレイングの時間を設けると良いでしょう。
1日目は外部講師のセミナーで、2日目に実践を行うという流れも有効です。
2. 自社や業界知識のインプットを優先する
経営理念や事業内容、就業規則など社員として活動するための基本情報は、特に新入社員や内定者向けの研修では必須の内容です。
基礎を理解した後でより実践的な内容へと進むことで、仕事内容のイメージができ、スキルや知識の定着度も高まります。
新卒入社や第二新卒の社員を対象とする研修では、ビジネスマナーや仕事をする上でのマインドセットなどの習得時間も設けましょう。
3. フィードバックの時間を設ける
研修の後にはフィードバックの時間を必ず設けましょう。
研修内容の振り返りは、学んだスキルや知識が定着しやすくなる上、今後の業務における具体的な目標設定につながります。
研修での学習は実際の仕事で使うためのものなので、どのように活かすのかという行動目標を設定し、実践することが大切です。
また、自分が理解していない部分が把握でき、今後の業務において意識すべきポイントが明確になります。
アンケートを行うことで、次回以降の研修の改善にも役立てられるでしょう。
4. 研修計画表のフォーマットを活用する
研修スケジュールを作る際には、計画フォーマットの利用をおすすめします。
先ほど紹介したような研修スケジュールのテンプレートを使うことで、研修準備にかかるリソースの節約が可能です。
また、エクセルやスプレッドシートで作られた研修計画表なら、誰でも必要な部分を編集するだけで適切な研修スケジュール表が完成します。
UMUの資料『【徹底解説】研修計画の立て方のポイントは?成功への手順・注意点をご紹介!』では、計画を立てるときの注意点やポイント、さらに計画をスムーズに立てる際の手順まで詳しく説明しているので、せひご覧ください。
また、見やすいテンプレートを研修があるごとに一から作るのは大変なので、フォーマットを有効活用しましょう。フォーマットの具体的活用方法などがわかるので、UMUの資料「企業研修がわかる!お役立ち資料3点セット」をダウンロードしましょう!
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードする研修カリキュラム例
ここで、研修カリキュラムの一例として、新入社員研修のスケジュール例を紹介します。
新入社員研修スケジュール
【1日目】
9:00~9:30 研修オリエンテーション
9:30~11:00 自社と業界知識
11:00~12:00 ビジネススキルとマナー
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:30 就業規則の説明
14:30~16:00 社内設備に関する説明
16:00~17:00 社員として求められる役割
【2日目】
9:30~12:00 仕事場でのコミュニケーション
12:00~13:00 昼休み
13:00~16:00 リーダーシップ研修(外部講師)
16:00~17:00 振り返りと今後に向けて
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードするまとめ:雛形を活用して最適な研修スケジュールを作ろう
研修スケジュールは、研修を実りあるものにするために重要な要素です。
上記で紹介したスケジュール作成時のポイントやテンプレートを活用して、効果的な研修計画を作成しましょう。
研修プラットフォーム「UMU」は、自社の研修における課題解決をお手伝いします。
研修企画の決定からスケジュールの組み方、実施までをトータルでサポート可能です。研修企画の考え方と具体的な手順を解説しているので、UMUの資料『研修企画の考え方と5つの手順!パワーポイント利用時の注意点も紹介』をぜひご覧ください。
また、UMUによって、最適な学習環境を効率的に構築できるので、詳細についてお気軽にお問い合わせください。
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