学びのDX「ブレンディッド・ラーニング」を出版 ~教育学の理論とテクノロジーを融合させた リモート時代の人材育成学~
オンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を展開しているユームテクノロジージャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:松田 しゅう平、以下、ユームテクノロジー)は、教育学の理論とテクノロジーを融合させたリモート時代の人材育成学「BLENDED LEARNING(ブレンディッド・ラーニング)」を3月25日に出版します。
「ブレンディッド・ラーニング」表紙
■ブレンディッド・ラーニングとは
ブレンディッドラーニングとは、複数の学びをブレンドして新しい学びを構築する新たな研修形態です。
オンライン・オフライン、インプット型・アウトプット型といった複数の手法を組み合わせ、それぞれの特性を効果的に併用することによって、受講生のより高いレベルアップやスキルアップが見込まれます。
代表的な流れとしては、まず受講生にオンライン研修(e ラーニング)を受講してもらい、知識を身に付けるプログラムを実施。その後、オフライン研修(集合研修)で、e ラーニング学習を前提としたグループワーク(ディスカッションなど)を行うことによって実践的なスキルを養っていく、というスキームが挙げられます。
2000年代以降、情報通信技術が急速に発達したことからこの考え方は生まれ、国内でもブレンディッド・ラーニングに関する論文は複数発表されています。
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■ブレンディッド・ラーニングのメリット
ブレンディッド・ラーニングとは、さまざまな形の研修を組み合わせることです。
たとえば、ブレンディッド・ラーニングを活用することによって、オンラインとオフライン、標準化と個別化、インプットとアウトプット、本などのテキスト媒体や動画などそれぞれの特性を活かすことが可能です。
また、ブレンディッド・ラーニングを採用することで、これまでの研修形態では実現できなかったメリットが期待できます。
ここからは、それぞれのメリットを解説していきます。
組み合わせが無限大
ブレンディッド・ラーニングは、場所や形態を問わずに実施できるため、研修内容の組み合わせは無限大です。
オンラインでしかできない内容、オフラインでしかできない内容を適切にブレンドすることで、「成果につなげる」「イノベーションを生み出す」「変化に対応して生きるためのスキルを習得する(リスキリング)」といった目的が実現可能です。
技術やスキルを効果的に高められる
e ラーニングを用いたオンライン研修では、個別に学びを深められ、もしわからない点があれば戻って内容を復習することができます。
一方オフライン研修では、わからない点があった際に質疑応答や周囲との対話を通してより深い理解を得ることができます。
このそれぞれ研修が持つ利点を活用し、知識学習をオンライン研修で行った後に、対話や協力を必要とする学習をオフライン研修で行うことによって効果が飛躍的に高まります。
知識の習得→実践といった流れを体系的に掴むことが可能となるのです。
研修主催者の負担が大きい
多くのメリットを持つブレンディッド・ラーニングですが、準備に時間を要し、主催側の負担が大きくなるというデメリットもあります。
e ラーニングと集合型の研修を結びつけるためには、綿密なプランニングが必要となるだけでなく、受講生一人ひとりへのフォローも適宜行っていかなければいけません。受講生の理解度を把握し、状況に応じて集合研修のグループを構成するなど臨機応変な対応が求められます。
オンライン研修とオフライン研修の良いところを取っていく分、準備には多くの時間と負担がかかります。
■ブレンディッド・ラーニングの注意事項
先に解説したとおり、ブレンディッド・ラーニングは多くのメリットを持っているハイブリッド型の研修形態です。
非常に効果的である分、実施にあたってはいくつかの点に注意を払わなければいけません。
ここからはブレンディッド・ラーニングを実施する際の注意事項を解説していきます。
オンライン研修とオフライン研修の内容に関連性を持たせる
ブレンディッド・ラーニングの重要な点は、オンライン研修とオフライン研修の相乗効果によってより高い成果を生み出すという事柄です。
つまり、オンライン研修で学んだ座学プログラムを、オフライン研修というかたちで実践的に学ぶことで、受講生はより理解を深められます。
もし双方の内容に関連性がなければ、受講生の理解は著しく低くなり、十分な結果を得ることはできないでしょう。
それぞれ独立して学ぶのではなく、体系的にプログラムを組むことが重要です。
受講生の進捗管理を徹底する
ブレンディッド・ラーニングの大きな流れは、eラーニングで知識を習得し、オフライン研修でその知識を活かしてディスカッションなどのグループ演習を行うというフローです。
この場合において円滑にプログラムを進めていくためには、基礎知識の学びが大前提となります。
学びを終えていない受講生がいると進行にズレが生じる可能性があるため、事前課題を完了させているか否かの管理を徹底しましょう。
■なぜ、ブレンディッド・ラーニングなのか
人材育成は、社員や企業の成長を目指すために必要不可欠です。
従って、企業内研修は、社員のパフォーマンスを向上させ、企業の競争力を高める役割が求められます。
しかし、多くの企業において社員研修と業績向上が結び付いているとは言い難い状況です。
原因は日々変化する現場に必要なスキルが社内研修に結び付いていない、新たな業務を行うための知識が従来型では追い付かない、変化に対応して生きるための知識やスキル不足等があります。
この現状を解決するためのテクノロジーを備えたプラットフォームが「UMU(ユーム)」です。
ユームテクノロジーとしては、企業内研修でのUMU活用にあたって、ブレンディッド・ラーニングの考え方を普及させる必要があると考えています。
■著者 小仁聡(こに・さとし)のコメント
Googleでトップマネジャーに選ばれ、社内教育機関「Google University」の初代教授を務めたドングショー・リーによってUMUは開発されました。彼は、同期・非同期、同じ場所・違う場所の4つの学習シーンの組み合わせ、標準化した学び・個別化した学びを組み合わせたブレンディッド・ラーニングの考え方を持ち、私自身も研修設計で大きな影響を受けました。UMUはブレンディッド・ラーニングをワンストップで構築可能なラーニングプラットフォームですが、本書では、UMUに限らず、さまざまな方法でブレンディッド・ラーニングを実現する手段を紹介しています。ブレンディッド・ラーニングに関する書籍はありますが、企業内人材育成における実例を踏まえた実践書は皆無です。その意味においても意義のある出版になると考えます。本書をきっかけに社員一人ひとりが新たな学びを体感し、時代の変化をポジティブに捉えられるようになれば、これに勝る喜びはありません。
書籍発刊動画メッセージ: https://youtu.be/2CWVTnGGJAI
■小仁聡プロフィール
ユームテクノロジージャパン株式会社 ビジネスプロデューサー
1980年生まれ。上智大学在学中にウィスコンシン州立大学に留学し、チャーター・スクールという公設民営型学校設立に関する「教育行政学」や世界の教育制度の比較を学ぶ「比較教育学」を学ぶ。千葉県内のフリースクール、学習障がい児の支援などにも関わる。大学卒業後、株式会社ビジネスコンサルタント、アルー株式会社などを経て、株式会社ラーニングシフトを設立。ユームテクノロジージャパンには2018年に参画。100年時代の学びをアップデートするべく、HRテクノロジーを活用した事業開発、組織開発コンサルティングを提供している。
■出版概要
タイトル : 『ブレンディッド・ラーニング』~新リモート時代の人材育成学~
著者 : 小仁 聡
出版社 : フローラル出版
発売日 : 2021年3月25日
特典 : ブレンディッド・ラーニング設計フォームがダウンロード可能
予約・詳細リンク先: https://www.amazon.co.jp/dp/4910017135
目次 :
第1章 企業研修「オンライン化」の先にあるもの
第2章 「学びのDX」を実現するブレンディッド・ラーニング
第3章 ブレンディッド・ラーニングで学びを成果に結びつける
第4章 TK:テクノロジーをブレンドする
第5章 CK:コンテンツをブレンドする
第6章 PK:教育学にもとづいた学習理論をブレンドする
第7章 ブレンディッド・ラーニング設計の事例
第8章 未来の人材育成はどうあるべきか
■「UMU(ユーム)」について
UMUは、AIをはじめとした最新テクノロジーと学習の科学との融合で学習を提供するラーニングプラットフォームです。
UMUの名前は、「U(あなた)、Me(私)、Us(私たち)」の頭文字からできています。
つまり、誰もが講師になり学び合う世界の実現を目指しています。
マイクロラーニング・ビデオ会議・ライブ配信・AIコーチング等の機能で、双方向性のあるオンライン学習プログラム設計を可能にするシステムを備えています。
世界203の国と地域で100万社以上、日本では、日本生命、パナソニック、アステラス製薬、ワコールをはじめとする約1万社以上がUMUを導入しています。
日本の人事部HRアワード2019「プロフェッショナル部門」入賞。
■UMUの導入事例
UMUは、双方向性のラーニングプラットフォームであり、受講者のパフォーマンス向上を意図してプログラムされています。
ブレンディッド・ラーニングにおいても、オンライン・オフライン問わずに利用できるでしょう。
UMU導入企業としては、エプソンやサントリー、日産などさまざまな著名企業が挙げられます。
オンライン研修実施にあたってUMUを導入した企業からは高い評判を得ており、研修内容策定や受講生の管理に最適なツールとして実績を伸ばしつつあります。
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■企業情報
【ユームテクノロジージャパン概要】
名称 : ユームテクノロジージャパン株式会社
本社 : 〒106-0032 東京都港区六本木7-8-6 AXALL ROPPONGI
代表者 : 代表取締役 松田 しゅう平
設立 : 2018年2月9日
事業内容 : インターネットテクノロジーを利用したラーニングプラットフォームのUMUの販売
URL : http://umujapan.co.jp.bkhosting.work/
お問い合わせ: support@umu.co
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