【21卒新入社員100人に調査】約7割が、オンラインOJTの「難しさ」を実感 約5割は研修効果を「実感せず」
〜オンラインOJTの課題、「学んだことが定着しているかわからない」「コミュニケーションが取りづらい」、
「現場のイメージがもてない」など〜
オンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を展開しているユームテクノロジージャパン株式会社は、オンラインでOJTを受けた経験のある、21卒の新入社員109名に対し、「21卒新入社員のオンラインOJT」に関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
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サマリー
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調査概要
調査概要:「21卒新入社員のオンラインOJT」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年9月28日〜同年9月30日
有効回答:オンラインでOJTを受けた経験のある、21卒の新入社員109名
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21卒新入社員の約7割が「オンラインOJTは難しい」と実感
「Q1.OJT(On the Job Training)をオンラインで受けている中で、難しさを感じることはありますか。」(n=109)と質問したところ、「かなりある」が18.3%、「ややある」が51.4%という回答となりました。
「Q1.OJT(On the Job Training)をオンラインで受けている中で、難しさを感じることはありますか。」
・かなりある:18.3%
・ややある:51.4%
・あまりない:23.9%
・全くない:0.9%
・わからない:5.5%
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「オンラインOJT」を難しく感じる理由、第1位「コミュニケーションが取りづらい」
「Q2.Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方にお聞きします。そのように感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=76)と質問したところ、「質問などのコミュニケーションが取りづらい」が68.4%、「OJTに対して受動的になりやすい」が51.3%、「オンラインだと現場感があまり伝わってこない」が47.4%という回答となりました。
「Q2.Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方にお聞きします。そのように感じる理由を教えてください。(複数回答)」
・質問などのコミュニケーションが取りづらい:68.4%
・OJTに対して受動的になりやすい:51.3%
・オンラインだと現場感があまり伝わってこない:47.4%
・OJTで学んだことの体系化が難しい:28.9%
・研修で学んだことの活かし方がわからない:25.0%
・その他:2.6%
・わからない:1.3%
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「社内関係が構築しづらい」「集中できない」なども要因に
「Q3.Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方にお聞きします。Q2で回答した以外に、理由があれば教えてください。(自由回答)」(n=76)と質問したところ、「会社内での人間関係が築きづらい」「オンラインだと集中できない」などの37の回答が得られました。
<自由回答・一部抜粋>
・22歳:会社内での人間関係が築きづらい。
・22歳:オンラインだと集中できない。
・22歳:イメージが掴みにくい。
・22歳:質問をするタイミングがわからない。こちらの意見を発信しづらい。
・23歳:他の人に相談しにくい。
・23歳:すぐに質問ができない画面越しだと遠く感じる。
・23歳:ZoomやTeamsや通信環境の問題でタイムラグがあるため、コミュニケーションがうまくとれない時がある。
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オンラインOJTについて、「研修効果を感じていない人」は約5割
「Q4.あなたは、OJT(On the Job Training)をオンラインで受けてみて、十分な研修効果を感じていますか。」(n=109)と質問したところ、「全く感じていない」が5.5%、「あまり感じていない」が44.0%という回答となりました。
・全く感じていない:5.5%
・あまり感じていない:44.0%
・やや感じている:47.7%
・かなり感じている:2.8%
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研修効果を感じていない理由、「学んだことが定着しているかわからないから」が約7割
「Q5.Q4で「全く感じていない」「あまり感じていない」と回答した方にお聞きします。そのように感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=54)と質問したところ、「学んだことが定着しているかわからないから」が68.5%、「OJTで学んだことを実践できる場面が少ないから」が40.7%、「学びを体系的に整理できていないから」が31.5%という回答となりました。
・学んだことが定着しているかわからないから:68.5%
・OJTで学んだことを実践できる場面が少ないから:40.7%
・学びを体系的に整理できていないから:31.5%
・学んだ内容に対して、不安点・疑問点が残っているから:29.6%
・そもそもOJTでの学びが薄かった・少なかった:18.5%
・その他:1.9%
・わからない:1.9%
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「実際の現場のイメージが持てない」「実際に体験しないとわからない」などの声も
「Q6.Q4で「全く感じていない」「あまり感じていない」と回答した方にお聞きします。Q5で回答した以外に、理由があれば教えてください。(自由回答)」(n=54)と質問したところ、「実際の現場のイメージが持てない」「実際に体験しないと何も得られない」などの19の回答が得られました。
<自由回答・一部抜粋>
・22歳:実際の現場のイメージが持てない。
・22歳:実際に体験しないと何も得られない。
・22歳:画面越しではわからない。
・22歳:体験しないと、わからない。
・23歳:合っているのか確証が、持てない。
・23歳:現場に出ても即活かせない。
・23歳:質問しづらい環境であるし、質問しても返答は遅く、理解できないことが多かった。
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まとめ
本調査では、オンラインでOJTを受けた経験のある、21卒の新入社員109名に対し、「21卒新入社員のオンラインOJT」に関する意識調査を実施しました。
結果として、21卒新入社員の約7割が「オンラインOJT」を難しく感じていることが判明。その理由として「質問などのコミュニケーションが取りづらい」(68.4%)や「OJTに対して受動的になりやすい」(51.3%)などが挙げられました。その他にも、オンラインOJTだと「社内関係が構築しづらい」や「集中しづらい」などの要因もあるようです。
また、OJTをオンラインで受けてみて、約5割の方が「十分な研修効果を感じていない」ことが明らかに。「学んだことが定着しているかわからない」という点が最大の要因となっているようです。また、「実際の現場のイメージが持てない」「実際に体験しないとわからない」などの回答も見受けられました。
コロナ禍により、新入社員に向けて「オンラインOJT」を取り入れている企業が増えています。しかしながら、研修の効果がしっかりと実感されていないケースも多く、新入社員の不安が伺える結果となりました。その不安を払拭するためにも、今後は、オンラインOJTで学習した内容を、しっかりと実際の業務パフォーマンスに活かせるよう、研修の内容や方法の改善が求められるでしょう。
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